「洗濯機の高水位ってどこ?」「水が全然たまらない…」そんな経験はありませんか?
洗濯槽を掃除したい時や、つけ置き洗いをしたい時、高水位はとても役立つ機能です。
でも、いざ設定しようとすると手順がわからなかったり、水がすぐ排水されてしまったりして困ることも。
この記事では、洗濯機の高水位設定方法を手動・自動の両面からわかりやすく解説。
さらに、水が溜まらない時の原因や対処法、便利な「毛布モード」や「槽洗浄モード」の使い方、つけ置きテク、節水の工夫まで、これ1本で全てがわかる内容になっています。
洗濯機をもっと便利に、もっと清潔に使いこなしたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
洗濯機の「高水位」とは?意味と必要性をわかりやすく解説
「高水位」とは、洗濯機の水量設定の中で最も多くの水を使う状態のことを指します。
この機能を正しく理解すれば、洗濯効率の向上や洗濯槽のメンテナンスに役立つシーンがたくさんあります。
高水位の定義と水位の目安
洗濯機によって水位の具体的な数値は異なりますが、「高水位」とは通常、その機種で設定できる最大の水量を意味します。
たとえば、一般的な家庭用洗濯機では以下のような目安となります。
| 水位設定 | 水量の目安(L) |
|---|---|
| 低水位 | 30〜35L |
| 中水位 | 40〜45L |
| 高水位 | 50〜60L |
水位が高くなるほど洗濯物がしっかり浸かり、汚れ落ちやすすぎ効果も高くなります。
なぜ高水位にする必要があるのか?メリットとは
普段の洗濯で高水位を使う必要はあまりありませんが、特定の用途ではとても有効です。
たとえば以下のようなケースです。
- 洗濯槽のクリーニングをしたいとき
- つけ置き洗いで汚れをしっかり落としたいとき
- 毛布や布団など大物を洗いたいとき
このような状況では、水が足りないと効果が半減してしまいます。
だからこそ、必要な時に「高水位」を活用できるようにしておくと便利です。
高水位で水がたまらない4つの原因とチェックポイント
洗濯機に高水位で水をためたいのに、なぜか水が入らない……そんなときは、いくつかの原因が考えられます。
ここではよくある4つのトラブルポイントとそのチェック方法を紹介します。
電源・排水設定など初歩的な見落とし
まず確認すべきは電源のON/OFFです。
洗濯機は、電源が入っていなければ当然水は給水されません。
また、排水モードになっていると、水を入れてもすぐ抜けてしまいます。
| 項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 電源 | ボタンが押されているか、コンセントが抜けていないか |
| 排水設定 | 排水弁が閉じているか確認 |
自動水量調整が働いているケース
最近の洗濯機は、自動で水量を調整する賢い機能がついています。
しかしこの機能が働いてしまうと、洗濯物が入っていない時は水が少なくなるため、思ったように水が溜まらないことがあります。
この場合は「手動」で水量を設定するのがポイントです。
内槽構造による“溜まってない”と感じる錯覚
二重構造の洗濯機では、水が見えにくく「全然溜まってない」と錯覚しやすいです。
実際は内槽の下にしっかり水が入っていることがほとんど。
焦らず給水を続けることで水位は上がっていきます。
実は故障の可能性もあるパターン
チェックしても水が入らない場合、排水弁の詰まりや電磁弁の故障などの不具合の可能性もあります。
その場合は無理に使い続けず、取扱説明書を確認した上でメーカーに相談しましょう。
洗濯機で高水位に設定する方法【機能別ガイド】
洗濯機で高水位に設定したい時、どの操作をすればいいのか迷う方も多いですよね。
この章では、代表的な3つの設定方法を機能別に解説していきます。
手動で水量を最大に設定する方法
多くの洗濯機には「水量」ボタンがついており、ここで水位を手動で調整できます。
以下が一般的な手順です。
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| 1 | 電源をONにする |
| 2 | 水量ボタンを押して「高水位」まで設定 |
| 3 | スタートボタンを押して給水を開始 |
水が溜まり始めたら、途中で一時停止や電源OFFでキープするのがコツです。
「槽洗浄モード」で自動的に高水位を活用する方法
洗濯機によっては「槽洗浄モード」が用意されており、このモードを選ぶだけで自動的に最大水量で運転してくれます。
とくに洗濯槽クリーナーを使う際におすすめです。
機種によっては最大で51リットル以上の水が使用されることもあります。
洗濯槽を効率よくキレイにしたいときには、まずこのモードをチェックしてみてください。
「毛布モード」で大量の水を使うテクニック
毛布や布団などの大物を洗うときに使う「毛布モード」も高水位に適した設定です。
このモードでは、洗濯物をしっかり浸けるために通常より多くの水を使うようになっています。
つまり、毛布モードを選んでスタートした後、すぐに一時停止すれば、高水位のまま水をキープできるわけです。
槽洗浄モードがない洗濯機でも、この方法で代用が可能ですよ。
槽洗浄機能がない場合の水の貯め方とつけ置きテク
古いタイプや簡易モデルの洗濯機には「槽洗浄モード」がないこともありますよね。
でもご安心を。手動で水を溜める方法や、つけ置き洗いをするテクニックを覚えておけば、十分に対応できます。
高水位で水を止めるタイミングと操作方法
まず、手動で水量を「高」に設定して給水を開始しましょう。
水がしっかり溜まってきたら、つけ置きしたいタイミングで洗濯機を一時停止します。
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| スタートから2〜3分後に停止 | ちょうど高水位まで水が溜まっている頃 |
| 途中で蓋を開けて水位を目視確認 | 実際の水量が見えるので安心 |
止めた状態で1〜2時間放置すれば、しっかりつけ置きできます。
電源オフ・一時停止で水をキープする裏技
洗濯機によっては、一時停止だけではなく電源をOFFにすることで水を保持できるモデルもあります。
ただし、電源を切ると次にONにしたときに再び排水される場合もあるので、機種の仕様を確認しておきましょう。
確実なのは給水完了後に「一時停止」する方法です。
これなら水を抜かずに、好きなだけ放置しておけます。
代替として「毛布モード」を活用する方法
もし「槽洗浄モード」がなく、手動で水を調整するのも面倒な場合は、「毛布モード」が便利です。
スタート直後に一時停止または電源オフすることで、たっぷり水を保持したままにできます。
洗濯槽の掃除やつけ置き洗いにも十分活用できますよ。
洗濯機を高水位で使うときの注意点とおすすめの活用シーン
高水位での洗濯はとても便利ですが、水量が多いぶん注意すべきポイントもあります。
この章では、高水位を使うときの注意点と、実際におすすめしたい活用シーンをご紹介します。
つけ置き洗いや槽洗浄に最適なタイミング
高水位はつけ置き洗いや洗濯槽の掃除に最も適しています。
とくに以下のようなタイミングで使うと効果的です。
| 使用タイミング | 理由・メリット |
|---|---|
| 1〜2週間に一度の槽洗浄 | カビや雑菌の繁殖を防げる |
| 子ども服や作業着のつけ置き | ガンコな汚れをしっかり落とせる |
| 梅雨や湿気の多い季節 | 洗濯槽のニオイ対策に効果的 |
洗濯槽のカビは目に見えないことも多いため、定期的に高水位で洗浄しておくと清潔を保てます。
水を使いすぎないための工夫や節水ポイント
高水位は便利な反面、水道代が上がるというデメリットも。
日常的に使うには、以下の工夫で節水するのがオススメです。
- つけ置き後の水をそのまま洗濯に再利用する
- 洗濯物が多い日だけ高水位を使う
- 洗濯槽掃除は月1回程度に抑える
また、水道代が気になる方は、洗濯機の説明書で「使用水量」を確認すると、無駄なく活用できます。
まとめ:洗濯機の高水位設定は意外と簡単!正しく使って効率アップ
この記事では、洗濯機を「高水位」に設定する方法や、その活用テクニックについて詳しく解説しました。
ここでもう一度、大切なポイントをまとめておきましょう。
この記事のおさらいと覚えておきたいポイント
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 高水位の意味 | 洗濯機が使える中で最も多い水量 |
| 設定方法 | 手動/槽洗浄モード/毛布モード |
| 水がたまらない時の対処 | 電源・排水弁・自動調整のチェック |
| 便利な使い方 | つけ置き、槽洗浄、大物洗い |
高水位の設定はコツさえつかめば誰でも簡単にできます。
特別な機能がない洗濯機でも、毛布モードや一時停止を上手に使えば、十分に対応可能です。
機能を知れば洗濯はもっと便利になる
洗濯機の機能をきちんと使いこなせば、面倒だったメンテナンスや汚れ落としもグッと楽になります。
ぜひ今回紹介した高水位テクニックを、あなたの洗濯ルーティンに取り入れてみてください。
きっと「こんなに簡単だったんだ」と感じるはずです。

