夕飯の残りや、コストコ・ロピアなどで買ったローストチキン。「せっかくなら美味しく食べたいけど、温め直すと皮がベチャッとしたり、パサついたり…」そんなお悩み、ありませんか?実はちょっとしたコツさえ押さえれば、外はカリッと中はジューシーな仕上がりに復活させることができるんです♪
この記事では、電子レンジ・オーブン・フライパン・湯煎・エアフライヤーなど、加熱方法ごとのメリットや注意点をやさしく解説。さらに、保存のポイントや部位別の温め方、お弁当やアレンジレシピまで、初心者さんにもわかりやすくご紹介します。
もう「残り物感」はゼロ。家族に「今日のチキン、また食べたい!」と言われるような、とっておきの再加熱術を一緒にマスターしてみませんか?
迷ったらコレ!温め直し方法おすすめ早見表
忙しい毎日。できれば簡単に、でもちゃんと美味しくローストチキンを温め直したいですよね。
- 皮パリ重視派さんには… オーブン or エアフライヤーがおすすめ
- しっとりジューシーに仕上げたいなら… 湯煎 or 低温オーブン
- とにかく手軽に済ませたいなら… 電子レンジ+トースターの合わせ技
使える道具や食べたいタイミングに合わせて、上手に使い分けていきましょう。
温め直す前に知っておきたい基本とNG行動
ローストチキン温め直しでよくある失敗とは?
・「皮がベチャっとしてしまった…」
・「中まで温まらず冷たいところが残ってた…」
・「ジューシーさがなくなってパサパサに…」
こんな経験、ありませんか?
原因は保存方法・加熱方法・加熱時間など、ちょっとしたポイントの違いだったりします。
「カリッ」と仕上げる3つの基本ポイント
- 余分な水分をしっかり取る
- 仕上げ焼きで皮を再び焼く
- 高温短時間を意識する
たったこれだけで、ローストチキンの皮は驚くほど美味しく復活します。
香ばしさ・食感を損なうNG行動とは
- ラップをかけたままレンジ加熱
- 解凍せずに冷凍のまま加熱
- 冷たいままトースターに入れる
NGを避けて、もっと美味しく楽しみましょう♪
保存方法と下準備が味と食感を決める!
冷蔵・冷凍保存の正しいやり方と劣化防止のコツ
ローストチキンを美味しく温め直すためには、まず保存の仕方がとても大切です。冷蔵保存する場合は、できるだけ2〜3日以内に食べきるようにしましょう。冷凍保存する場合は、2週間以内を目安にすると風味や食感を損ないにくくなります。
保存袋に入れるときは、袋の中の空気をしっかりと抜いて密閉することがポイントです。空気が残っていると乾燥したり、冷凍焼けを起こしやすくなるため、できればジッパー付きの密閉袋を使うと安心です。さらに、食べやすいサイズにカットしてから保存しておくと、再加熱もしやすくなります。
解凍方法と再加熱前の下処理テクニック
解凍はできるだけゆっくり、冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。急ぐ場合は電子レンジの「解凍モード」や流水解凍を活用してもOKですが、加熱ムラや食感の変化に注意しましょう。
解凍後は、皮の表面に残った水分をキッチンペーパーでやさしく拭き取ることで、仕上がりがベチャつかずパリッとしやすくなります。さらに、解凍後に軽く下味を足したり、焼く前にオイルを塗る準備をすると、風味がぐんとアップします。
保存後でも美味しく食べるための工夫
冷めたチキンを再加熱しても美味しく食べられるように、保存時からひと工夫しておくと安心です。
・下味をしっかりつけておくと、再加熱後も味がぼやけにくくなります。
・ラップや保存袋に入れる前に、表面にオリーブオイルやごま油などを軽く塗っておくと乾燥しにくく、パサつきも防げます。
・冷蔵保存中は、できるだけチキンを他の食材と分けて保存し、風味移りを防ぎましょう。
下味や油は足したほうがいい?風味を高めるコツ
再加熱前に軽く下味を足すだけでも、グッとおいしさが変わります。たとえば、塩・こしょう・にんにくパウダーを振るだけでもOK。香ばしさが欲しいときは、オリーブオイルやバターを塗ってから加熱すると、より深みのある味わいになります。
また、ローズマリーやタイムなどのハーブを加えると風味が豊かになり、香りでも楽しめます。辛みをプラスしたい方は、黒こしょうやチリパウダーなどをほんの少しふりかけると、大人の味わいに。
ちょっとの工夫で、保存後のローストチキンがまるで作りたてのように美味しく仕上がりますよ。
どの温め方がいちばん?加熱方法の上手な選び方
電子レンジでもパリッと仕上げたい時のちょっとしたコツ
電子レンジは、忙しいときや時間がないときにとても便利な調理方法ですよね。でも、ローストチキンの温め直しに使うと、皮がふにゃっとしてしまい、せっかくのパリパリ食感が損なわれてしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、電子レンジで軽く温めたあとに、**トースターやフライパンで表面を焼く“仕上げ焼き”**をプラスする方法です。
まず、耐熱皿にチキンを乗せて、ふんわりとラップをかけて加熱します。時間の目安は600Wで30〜60秒ほど。中まで温めるというより、“ほんのり温める”くらいの気持ちでOKです。
その後、トースターで2〜3分ほど焼くと、皮がパリッと復活!フライパンを使う場合は、皮を下にして油を少量ひいて焼くと、香ばしくなります。仕上げにハーブやスパイスを少しふると、風味もアップしますよ。
オーブン・トースターで外カリ中ジューシーにするコツ
オーブンやトースターは、ローストチキンをじっくり加熱しながら、皮のパリパリ感も楽しみたい方にぴったりな方法です。特に量が多いときや、見た目もおいしく仕上げたいときにおすすめです。
まずはオーブンやトースターをしっかり予熱しましょう。目安は200〜220℃。予熱が足りないと、仕上がりがパリッとせず、加熱にもムラが出てしまうことがあります。
チキンはアルミホイルでふんわり包んで中まで温め、最後の仕上げにホイルを外して表面を焼き上げると、皮がカリッと香ばしくなります。時間の目安は、ホイルで包んで10分+仕上げ焼きで5分ほど。
トースターを使う場合は、焦げやすいので様子を見ながら加熱しましょう。仕上げに少量のオリーブオイルやバターを塗ると、ツヤと香りが引き立ち、まるで焼きたてのような美味しさに♪
フライパンで香ばしさを引き出すプロの技
フライパンを使って温め直すと、ローストチキンの皮がパリッと香ばしくなり、まるで焼きたてのような仕上がりが楽しめます。特に皮目を下にして焼くと、余分な脂が出て皮がカリカリに。
加熱のコツは、火加減を中火〜弱火に調整し、焦がさないように注意すること。油はごく少量、ティースプーン1杯程度で十分です。フッ素加工のフライパンなら油なしでもOKですが、香ばしさを引き出すためにほんの少し使うのがおすすめです。
さらに均一に火を通したい場合は、小鍋やスキレットなどを重しとしてチキンの上に乗せると、しっかりと皮全体が接してムラなく焼けます。仕上げにブラックペッパーやタイムなどを加えると、風味がグッとアップしますよ。
湯煎でしっとり!パサつかない温め直し法
ジューシーさを大切にしたい方にぴったりなのが湯煎での温め直し。チキンの水分を逃がさず、やさしく中まで温められる方法です。
まず、ローストチキンをラップや耐熱袋(ジップ付き保存袋など)でしっかり包み、空気を抜いて密閉します。次に、沸騰直前(80〜90℃くらい)のお湯に袋ごと浸けて、10〜15分ほど湯煎します。
途中で袋が浮いてしまわないよう、上からお皿などで軽く押さえると安定します。加熱後は袋から出してお皿に盛るだけ。お好みでオリーブオイルやレモン汁をかけても美味しくいただけます。
皮パリ食感に感動♪エアフライヤーのおすすめ再加熱法
エアフライヤーは、忙しい日でも手軽に調理できる便利な調理家電。ローストチキンを温め直すのにも最適で、外側はカリッと、内側はしっとりジューシーに仕上がります。
温めるときは、チキンの皮目を上にしてバスケットに並べ、180〜200℃で5〜10分を目安に加熱します。途中で一度開けて様子を見ながら、焼き色が足りなければ1〜2分追加してもOK。
よりカリッと仕上げたい場合は、表面に少量の油をスプレーしておくのがおすすめです。片付けもラクなので、忙しいときにもぴったり。仕上げにレモンを添えると、さっぱり感も加わってさらに美味しくなりますよ♪
部位やチキンの種類別にぴったりな温め直し方法を選ぼう
丸ごと・手羽・レッグなど部位ごとのおすすめ温め方
ローストチキンと一口にいっても、丸鶏・手羽先・レッグなど部位によって形も厚みも異なるため、それぞれに合った温め直し方を知っておくと、より美味しくいただけます。
- 丸鶏:全体にボリュームがあるため、表面だけでなく中までしっかりと温める必要があります。おすすめはオーブンでじっくりと加熱する方法。200℃に予熱したオーブンで、アルミホイルをふんわりかけて15〜20分ほど加熱し、最後の5分間はホイルを外して焼き目をつけると、皮はパリッと、中はふっくらと仕上がります。加熱前にオリーブオイルを表面に軽く塗っておくと、乾燥を防げますよ。
- 手羽先:比較的薄くて火の通りが早いため、時短調理に向いています。エアフライヤーやトースターでカリッと焼き直すのがおすすめ。180〜200℃で5〜7分程度加熱すると、外はパリッと中はジューシーに。あらかじめ皮をキッチンペーパーで軽く拭いておくと、よりカリッと仕上がります。
- 骨付きレッグ:しっかりとした肉厚が特徴の部位。表面は香ばしく、中はしっとりと仕上げたい場合は、フライパンでの加熱がぴったりです。皮を下にして中火でじっくり焼き、しっかり焼き色がついたら裏返して、少量の水を加えて蓋をして蒸し焼きにします。これにより、パサつきを防ぎつつ中までしっかり温まります。仕上げにバターやハーブを添えると、風味も豊かになりますよ。
コストコやロピアでも◎!市販ローストチキンの温め方
市販のローストチキンは、すでにしっかり味付けされていることが多く、加熱時に焦げやすいという特徴があります。そのため、再加熱の際には少し注意が必要です。特に、タレやスパイスが皮にしっかり染み込んでいるものは、加熱中に表面が焦げやすく、せっかくの香ばしさが台無しになってしまうことも。
おすすめは、アルミホイルや耐熱皿を活用して、じんわりと加熱する方法。まずはチキンをアルミホイルでふんわりと包み、オーブンやトースターで中温(180℃前後)に設定して10〜15分ほど温めます。その後、ホイルを開いて表面を軽く焼き上げれば、香ばしさもプラスされて見た目も美しく仕上がります。
電子レンジで温める場合は、耐熱皿に乗せてラップをふんわりとかけ、600Wで1分〜1分半ほど加熱した後、トースターで表面を焼く「合わせ技」もおすすめ。焦げを防ぎつつ、中までしっかり温められます。
スモーク・ソテー済みタイプはこう温めると美味しい!
スモーク系チキンは、香りが命。高温で一気に加熱すると、せっかくのスモーキーな風味が飛んでしまうことがあります。そこで、湯煎や低温オーブンでじっくり温めるのがポイントです。ラップや耐熱袋で密閉し、80〜90℃程度のお湯で10分ほど湯煎すれば、香りを逃さずジューシーな仕上がりに。
一方、ソテー済みのチキンは、すでに火が通っているため再加熱は短時間でOK。フライパンに少量の油をひいて中火で1〜2分ほど軽く温めるだけで、香ばしさが戻ってきます。焦がさないように気をつけながら、仕上げにレモンをひと絞りすれば、さらに風味が引き立ちますよ。
味付き vs プレーンチキン、調理の違いで気をつけること
プレーンなチキンはアレンジしやすく、再加熱も自由度高め。
味付きは焦げや風味の変化に注意して、優しく温めてあげてくださいね。
再加熱をもっと快適に!役立つアイテム&調味料
網・トレー・耐熱皿など便利アイテムの使い方
- 網を使えば余分な油が落ちて皮もカリッと♪
- トレーにアルミホイルを敷くと後片付けもラクちん
- 耐熱皿やスチーム皿は電子レンジとの相性バツグン!
道具をちょっと工夫するだけで、仕上がりが見違えます。
香ばしさと風味UPにおすすめのオイル・ハーブ・調味料
- オリーブオイル・バターでしっとり感と香ばしさをプラス
- タイムやローズマリーなどのハーブをひと振りでレストラン風に
- 胡椒・レモン・粒マスタードもおすすめです
仕上げに一工夫!レモンやバターで味を引き立てる
温め終わったチキンに、仕上げとしてバターを溶かしたり、
レモンを絞るだけで、いつもと違う上品な味わいに。
ちょっとしたことでグッとおしゃれに仕上がりますよ♪
よくある疑問Q\&A|再加熱のコツをプロが解説
皮がベチャッとなるのはなぜ?対策方法は?
水分が残っていたり、低温すぎる加熱が原因かも。温め直す前にキッチンペーパーで水分を拭き取り、仕上げ焼きをするのがポイントです。
電子レンジだけでカリカリ仕上げはできる?
基本的には難しいですが、耐熱皿に乗せてふんわりラップで加熱後、トースターで少し焼けばOK。油を少し塗るとさらに◎。
冷凍のまま加熱しても大丈夫?
中まで温まりにくく加熱ムラの原因に。冷蔵庫での自然解凍、もしくはレンジの「解凍モード」を活用してから再加熱するのがおすすめです。
匂いやパサつきが気になるときは?
匂いが気になる場合はレモン汁や白ワインを少し加えると爽やかに。
パサつき対策には、バターやオイルでしっとり感をプラスするといいですよ。
温め直し後も楽しめる!絶品アレンジレシピ集
ローストチキンを活用した簡単アレンジ料理5選
- チキンサンド(パンに挟んでマヨ+粒マスタード)
- チキンサラダ(ゆで卵と一緒に)
- チキンチャーハン(香ばしく炒めて)
- パスタの具材に(トマトソースやクリームソースと相性◎)
- オープントースト(チーズをのせて焼くだけ)
盛り付け&美味しい食べ方アイデア
ワンプレートにサラダやパンを添えてカフェ風に。
あたたかいスープと一緒に盛ると見た目も華やかでおもてなしにもピッタリ♪
お弁当・サンドイッチ・サラダなど活用シーン別提案
・お弁当には、少し濃いめに味付けしたものを
・サンドには薄くスライスしてマスタードでアクセント
・サラダにはオリーブオイル+塩胡椒だけでも美味しい!
まとめ|ちょっとの工夫でローストチキンが見違える!
ローストチキンは、温め直しの方法次第で「ただの残り物」が「ごちそう」に生まれ変わります。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、皮パリ・中ジューシーな仕上がりも夢じゃありません。
冷凍保存や電子レンジでの加熱も工夫次第でとっても美味しくなるので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
自分や家族の「また食べたい!」という声が聞こえたら、もう温め直しは大成功です♪